関西人のための理系大学受験情報

旧帝大卒の社会人1年目、某大手予備校に勤務しています。 自分の知識のアウトプットの場としてブログをしてみることにしました。 受験生や、受験生を持つ親にぜひとも読んでいただきたいです。 関西在住向けかつ理系のための受験情報を提供します。 よろしくお願いします!

難関大学の概要Part1

お久しぶりです。

アイビーです。

 

忙しくて投稿が遅れました。

今回は難関大学を中心に受験概況を話していきます。

 

それぞれの大学の各科目でどのような傾向なのかだとか、どのように対策すればいいかなどは、他のブログに譲るとして、今回は、もっと大枠の話をしていきます。

 

ざっくばらんに殴り書きするのでさらっと聞いてもらえたらなと思います。

もちろん理系の難関大(関西中心)のみです!!

 

①合格者のセンター平均得点率

 

京大 薬学部90% 理学部89% 農学部88% 工学部87%

年度によって変動はありますが、最低87%以上は目標得点にしたいですね。

 

阪大 薬学部87% 理、基礎工学部83% 工、歯学部82%

阪薬になると京大レベルのセンターが必要となります。

それ以外だと82,3%を目標にしましょう。

 

神大 農学部82% 理、工学部80% 海事科学部75%

農学部が阪大に近しいです。

海事はやはり難関大のなかでは得点率は低めです。

 

では工学部だけで見るとどうでしょう。

 

京大工学部

情報89% 建築88% 電電、物理、地球87% 工化86%

近年は、情報と建築は非常に人気なため難易度も高くなっていますね。

 

阪大は工学部でも基礎工学部でも第2志望まで学科を選択できます。

工学部 すべて82%。

基礎工 情報、システム84% 化学応用83% 電子物理82%

 

神大工学部

建築82% 機械81% 応用化学、情報知能80% 電気電子、市民78%

神大は建築が強いですね。市民工はとりあえず神大に受かりたい人にとってはボーダーも低くお勧めです。

 

旧帝の東北、明大、九大では機械航空学科が工学部の中で一番レベルが高いです。

航空に興味のある人などはぜひ!

 

②二次試験

 

京大 理=薬>工>>農

京大の中でもセンターの比重が高い農学部は二次力はほかの学部ほど必要ありません。

 

阪大 薬>基礎工>工、理>歯

薬学部はあいかわらず偏差値が高く、歯は低いです。

 

神大 農>工>>理>>海事

センターと大差はないです。

 

③二次試験各科目の偏差値

 

京大 数学>理科>>英語>>国語

数学と理科で点数を稼ぐことが大切な大学です。

もちろん京大となると全部できないとダメなのですが、特に理数科目が合否を分けます。

 

阪大 理科>数学>>英語

神大 理科>数学>>英語

 

京大では数学が一番大事でしたが、阪大と神大では理科の方が勝敗をわけてきます。

そこまで大きな差はないのですが一つの目安として知ってもらえればと思います。

 

また、浪人生は現役生と比べて理科がアドバンテージになるはずなので、現役も既卒もそこは加味してください。

 

④AO

阪大の世界適塾

工学部の倍率が0.6~1.7倍

基礎工学部が1.7~4.4倍

基礎工の方がたいへんでした。結構な差が出ています。

 

とりとめもなく書きましたが今日はこのへんでさよなら!

国公立大 後期試験

こんばんわ。アイビーです。

 

今回は国公立の後期についてお話していきたいと思います。

前期に第一志望大学を受験したい!でも浪人はできないから私立や後期で抑えの大学を確保せねば。。

 

では国公立大学で後期に受験できる大学は把握していますか?

 

前期と違い選べる大学には限りがあります。

例えば、東大、京大、阪大は後期日程はありません。滑り止めで受けてくるような志望度の低い学生はいらないということなのでしょうか。

 

後期のある大学がわからない学生たちのために、関西圏の受験生から人気のある大学をピックアップしました。ある程度偏差値の高いところだけに絞っています。

 

各大学(工学部)の偏差値順のリストを下記に掲載しますが、もちろん同じ大学でも学科によって偏差値は違いますのでおおよその偏差値だと思ってください。

 

受験者数が多いため工学部をもとに作成しましたが、他学部でも大きなズレは少ないので参考になるはずです。

 

後期日程:各大学(工学部)偏差値ランキング

68 東工大(生命理工)

62 北大

61 九大

60 神大

59 横国

59 筑波大

58 千葉大

57 京工繊大

57 大阪市立大

56 神大(海事)

56 広大

55 岡山大

52 三重大

51 滋賀県立大

50 和歌山大

48 兵庫県立大

 

こんな感じですね。

関西の難関大受験生の多くはまず後期に神大もしくは大阪市立大を検討します。

ただ、この2大学工学部の後期入試は受験科目が非常に特徴的です。

それは、、二次試験で数学しか使わないということです(笑)

つまり、数学が苦手な学生は関西の人気大学を好機で受験することが厳しくなります。

数学が苦手だとだいぶ損します。

 

九大であれば二次で英語と数学なので、英語が得意な人向けです。

北大であれば数学と理科1科目なので、理科が得意な人向けです。

 

このように、関西以外にも目を向ければ意外と自分に有利な配点の大学も見つかると思います。

 

また、神大の海事学科は偏差値が低いため神大の中では比較的入りやすいので、神大に行きたい人にはお勧めです。

 

他にも横国や京工繊を目指す人もちらほらいますね。

 

それより下位の大学となると、岡山大、三重大、兵庫県立大が人気です。

 

簡単ではありましたが、これらが関西圏受験生の国公立大後期のイメージです。

 

役に立ててもらえればうれしいです。

 

ではまた!

京都大学の試験 各学部の特徴、傾向

みなさんこんにちは。

 

今回は西日本トップの大学である、京都大学の傾斜配点などについて説明したいと思います。

 

理系受験生を見ていると、大学名より学部で選ぶ人の方が多いように私は感じます。

例えば、最近では情報学科は非常に人気であり、情報学科にいきたいという学生も多いです。

ただやはり人気な学部学科は難易度が高くなり、別の学部なら受かっていたというパターンも多いです。

受験生のみんなは、どの学部学科までなら受験可能なのかも考えて下さい。

では各学部の傾斜を見ていきましょう。

 

  センター:二次   センター      二次     センター平均

工学部 200:800   英国50社100  数理250英200国100   88%

理学部 225:975  英数国理50社25  数理300英225国150   89%

農学部 350:700  国社100英数理50  英数理200国100    88%

総人  100:700    社100     数理250英国100    90%

 

京大の試験の特徴といえばまずは、ハイレベルな記述式の試験だということです。標準レベルの問題が解けても、京大は段違いで難易度が高いのできちんとした対策が必要になってきます。

また、二次に国語が課される大学でもあります。国語が必要なところと言えば、東大京大くらいで、京大を志望すると科目がまるまるひとつ増えます。

他には、二次試験重視の大学でもあります。他の大学であればセンターをしっかりとらないと合格できませんが、京大であればセンターが悪くても二次力すぐに挽回できます。ただ、京大に受かる学生は不幸にもセンターでも高得点をとってきます。

(京大には特色入試という制度もありますが、ここでは割愛させていただきます。)

 

次に各大学の特徴を見ていきましょう。

 

・工学部

圧倒的人気な学部です。志望理由は就職的に守備範囲が広いこと、情報やAIに携わりたい(これからはAIが勝ち組だと思っているだけ)こと。この2点はよく聞きます。

学科も多く、情報、電電、物工、建築、工化、地球工があります。

情報学科はここ最近人気であり難易度が高いです。

電気電子は電電と言われ、留年率が高いです笑 ただその分就職的には非常に有利です。

京大というネームバリューが欲しいだけであれば、工化や地球工を狙うのがセオリーです。工学部の中では少し入りやすいです。

 

・理学部

他の学部と比べて二次の配点が高いです。またほかの学部と比べればセンター社会の配点は低いです。二次の理数が計600点と、理数が強い人にはもってこいの学部です。

ただ就職的にはやはり工学部には劣ります。

化学はそれでも就職状況はマシです。(理学部の友達の話です。)生物や数学は就職先が少ないです。ただし、外資銀行に行った人は数学科出身だったし、数学科はトップ層に入ればずば抜けて好待遇という印象があります。

昔は二重登録という奇妙な制度が理学部にありましたが、今はどうなっているのやら。。

 

農学部

京大の割にはセンターのウェイトが重いです。センター得意な人向け。

京大ダメなら北大、神大農学部を狙う人が多い。

 

・総人

二次逆転合格ができるため倍率は異様に高い。ほとんどが特攻隊であるが。

センターミスったときの総人。

総人は垣根がなく、よく言えばすべての学部の勉強をできるし、悪く言えば、一般教養の枠を超えきれないともいえる。

したいことが見つからなければ総人おすすめです。

ただ暇総人と言われるように、拘束が全くないため、さぼり癖のある人や、強制されないと動かない人、主体性のない人はいかないほうがいい。大学で落ちぶれます。

逆に自分から主体的に取り組む人、受け身で授業を受けるよりは自分で勝手に勉強したい人は総人が良いです。

ただ研究力はないため研究したい人には不向き。大学院もあるが研究は不向き。院で別の学院にいけばいいだけだが。

 

農学部だけ私の知識がなかったため薄い内容になっていますが気晴らしにでも読んでいただければ幸いです。

ではまた!

 

 

 

関関同立の立地

こんにちは。

アイビーです。

 

第一回目は関関同立のことについて書いていきます。

 

受験生は第一志望に向けて必死に勉強していると思いますが、滑り止めについてもそろそろ考え出さないといけない時期だと思います。

夏は「受験の天王山」と言われていますが、現役生は夏休み、浪人生は講習期間だと思いますので、自由な時間も多いはずです。

余裕のある夏のうちから少しずつ考えてもらえればなと思います。

 

やはり関西在住の難関大志望者の多くは、私立受験校として関関同立を考えているのではないでしょうか。

ではこの中のどこの大学を受験しようと考えていますか?

4つすべての大学を受けるのは得策ではありません。

なぜなら、滑り止めのために必要なコストが高くなってしまい、第一志望への対策が薄まってしまうからです。

オススメは1、2校ですね。

では、どのように大学を選べばいいのか。

受験生が見落としがちな大きなポイントはやはり立地になります。

 

関西大学・・・システム理工、環境都市工、化学生命工(千里山キャンパス)

       総合情報学部(高槻キャンパス)

 

関西学院大学・・・総合政策、理工(三田キャンパス)

 

同志社大学・・・理工、生命医科(京田辺キャンパス

 

立命館大学・・・理工、情報理工、生命科学、薬(びわこ・くさつキャンパス

 

学部ごとにこのように分かれています。

 

ここからは大学ごとに細かく見ていきます。

 

関西大学

メインキャンパスは吹田市千里山になります。

なので高槻キャンパスの総合情報学部は人気が少し低くなります。

千里山キャンパスは梅田から阪急を使い、関大前駅で下車。徒歩5分で着きます。

高槻キャンパスはJR富田駅もしくは阪急富田駅で下車。そこからバスで20分という場所にあります。結構面倒くさいです。

 

関西学院大学

メインキャンパスは西宮上ヶ原キャンパスになります。

ただしこちらは文系学部中心になっており、理系の理工学部総合政策学部は三田キャンパスになります。

三田キャンパスはJR新三田駅からバスで15分かかります。三田といえばアウトレットがありますが。。。

 

立命館大学

キャンパスは3つあり、京都の衣笠キャンパス、滋賀のびわこ・くさつキャンパス、2015年に開設した大阪いばらきキャンパスがあります。イメージは文系が衣笠、理系がBKC、最近大阪にもキャンパスができたと思ってもらえればよいです。もちろんイメージですので例外もあります。

KFCはJR南草津駅からバスで20分移動します。

 

同志社大学

理系が京田辺、文系が今出川になっています。

今出川京都市内にあり、近くには京大もあり、すぐに四条にもいけるので都会です。

京田辺は残念ながら何もありません。勉強に専念できます。

京田辺近鉄興戸駅から徒歩15分、もしくはJR学研都市線同志社前駅から徒歩10分とアクセス面では悪くありません。

 

アクセスは大阪市に住んでいると仮定してピックアップしていますので、みなさんの住んでいる場所次第ではもちろん交通手段は変わると思います。

ただ、バスを使う必要のあるキャンパスが多いことにかわりはありませんし、アクセス面でしんどいところも多いかもしれません。

また、メインキャンパスなのかサブキャンパスなのかによっても学生数が違うので活気が異なります。サブキャンパスであれば、そのキャンパスで小さな部活、サークルに入るのか、またはメインキャンパスまで移動して部活をするなど面倒なことも発生してきますので注意してください。

 

理系であればまずは同志社狙えるなら狙いましょう。安全圏でなければ他大学も検討しなければなりません。

同志社立命≧関大≧関学といったところでしょうか。

同志社以外であればまずはやりたいことがその大学でできるのか、立地的に4年、6年間通えるところなのかを考慮して選定しましょう。

 

今回はキャンパス、立地を中心に関関同立について説明しました。

イメージをもってもらえれば幸いです。

ではまた。

関西人の理系大学受験情報ブログ解説!!

こんにちは。アイビーと申します。

旧帝大卒、社会人1年目の某大手予備校に勤務しています。

 

このブログでは、大学受験に関する情報をお伝えしようと思っています。

理由は、アウトプットを通して、私自身の受験知識を増やしていこうと考えているからです(笑)

 

ただ単に働いているだけでは、必要な受験知識を吸収できないので、ブログを通して体系的に理解していこうと思っています。受験生にも役に立つこと間違いなしです。

 

ここでは、勉強法に関しては述べるつもりはないです。進路についての話が多くなります。受験生を見ていると、第一志望のことしか考えておらず、他の大学、学部のことなどがさっぱりです。

 

ただ、全国の大学すべてを網羅することは難しいので、関西エリア在住の学生が視野に入れる大学を中心にお話ししていきます。

 

ブログが初めてなので、おしゃれに体裁を整えることは当分できません(笑)

アウトプウトに焦点を置いていますのであしからず。

 

この最初のブログがいつ読まれるのかはわかりませんが、ぜひ楽しみにしておいてください!!