京都大学の試験 各学部の特徴、傾向
みなさんこんにちは。
今回は西日本トップの大学である、京都大学の傾斜配点などについて説明したいと思います。
理系受験生を見ていると、大学名より学部で選ぶ人の方が多いように私は感じます。
例えば、最近では情報学科は非常に人気であり、情報学科にいきたいという学生も多いです。
ただやはり人気な学部学科は難易度が高くなり、別の学部なら受かっていたというパターンも多いです。
受験生のみんなは、どの学部学科までなら受験可能なのかも考えて下さい。
では各学部の傾斜を見ていきましょう。
センター:二次 センター 二次 センター平均
工学部 200:800 英国50社100 数理250英200国100 88%
理学部 225:975 英数国理50社25 数理300英225国150 89%
農学部 350:700 国社100英数理50 英数理200国100 88%
総人 100:700 社100 数理250英国100 90%
京大の試験の特徴といえばまずは、ハイレベルな記述式の試験だということです。標準レベルの問題が解けても、京大は段違いで難易度が高いのできちんとした対策が必要になってきます。
また、二次に国語が課される大学でもあります。国語が必要なところと言えば、東大京大くらいで、京大を志望すると科目がまるまるひとつ増えます。
他には、二次試験重視の大学でもあります。他の大学であればセンターをしっかりとらないと合格できませんが、京大であればセンターが悪くても二次力すぐに挽回できます。ただ、京大に受かる学生は不幸にもセンターでも高得点をとってきます。
(京大には特色入試という制度もありますが、ここでは割愛させていただきます。)
次に各大学の特徴を見ていきましょう。
・工学部
圧倒的人気な学部です。志望理由は就職的に守備範囲が広いこと、情報やAIに携わりたい(これからはAIが勝ち組だと思っているだけ)こと。この2点はよく聞きます。
学科も多く、情報、電電、物工、建築、工化、地球工があります。
情報学科はここ最近人気であり難易度が高いです。
電気電子は電電と言われ、留年率が高いです笑 ただその分就職的には非常に有利です。
京大というネームバリューが欲しいだけであれば、工化や地球工を狙うのがセオリーです。工学部の中では少し入りやすいです。
・理学部
他の学部と比べて二次の配点が高いです。またほかの学部と比べればセンター社会の配点は低いです。二次の理数が計600点と、理数が強い人にはもってこいの学部です。
ただ就職的にはやはり工学部には劣ります。
化学はそれでも就職状況はマシです。(理学部の友達の話です。)生物や数学は就職先が少ないです。ただし、外資銀行に行った人は数学科出身だったし、数学科はトップ層に入ればずば抜けて好待遇という印象があります。
昔は二重登録という奇妙な制度が理学部にありましたが、今はどうなっているのやら。。
・農学部
京大の割にはセンターのウェイトが重いです。センター得意な人向け。
・総人
二次逆転合格ができるため倍率は異様に高い。ほとんどが特攻隊であるが。
センターミスったときの総人。
総人は垣根がなく、よく言えばすべての学部の勉強をできるし、悪く言えば、一般教養の枠を超えきれないともいえる。
したいことが見つからなければ総人おすすめです。
ただ暇総人と言われるように、拘束が全くないため、さぼり癖のある人や、強制されないと動かない人、主体性のない人はいかないほうがいい。大学で落ちぶれます。
逆に自分から主体的に取り組む人、受け身で授業を受けるよりは自分で勝手に勉強したい人は総人が良いです。
ただ研究力はないため研究したい人には不向き。大学院もあるが研究は不向き。院で別の学院にいけばいいだけだが。
農学部だけ私の知識がなかったため薄い内容になっていますが気晴らしにでも読んでいただければ幸いです。
ではまた!